印象派の日々

形に残せど心に残る

2018-総括1年間編

流れる時間は待ってくれないが 焦って自分を見失うな 

Zamagi-It's So Good Nowより 

 

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自分に焦りを感じてませんか?

目的を達成できずモヤモヤしてる日々に嫌気がさしてますか?

 

去年までの24年間、ひたすら自分を見失ってアイデンティティを見つけようと踠いても見つけられずに苦しんでた自分がいる。それはペン回しにおいても、日々の生活においても同じで、社会人になってから2年が過ぎ、好きでもない事を続けて、周りから「評価」されることに貪欲になりすぎて、焦りを常に抱えていたのが失敗・負のループを作り出していた。

 

「こういうのやってみたいけどなぁ・・・」

 

と妄想を膨らませる日々とおさらばするべく、今年の初頭にかけて今一度自分研究をしてみた。

辿ってみればみるほど薄っぺらいものばかりで、自分がどんなに浅く広く物事に向き合っていたのか痛感した。

 

本当にやりたいことって何?

 

自分に問いかけてみると、「よくわかってない」と答えが脳を過ぎる。

 

じゃあこれから見つけていけばいいじゃない。この1年は何も考えていなかった学生時代に戻ったみたいに。

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"前置きですら長い。ひたすらに長い。長文になるので、読みたいとこだけ読むといいと思います。"

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【2017-2018】

NPF2017に久々に顔を出し、ペン回しやっぱおもろいなーと再認識する

∟もっかいやって見ようと思いラボを制作(2017.12/23)

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思った以上にウケた。古参が戻ってくるCVがUszakuさんの作品しか残っておらず、彼のCVが年末までの自分に大きく影響を及ぼしているのは間違いない。

「復活」「回帰」「懐古」を意識するようになったのはこの頃。

備長炭を使い衝撃を受け、JapEn13thには落ちた。無理もない、当時から初級者レベルだった技量しかないので、今見返すとちょっと恥ずかしい。

 

【1-4月】

ラボ公開後、自分の資本となってる原動力に繋がるコンテンツを片っ端から叩き出してリストアップから始める。

  1. 料理:作ったものが、人に喜んでもらえる
  2. 音楽:モチベーション作りの支えになる
  3. サブカルチャー:アニメ、美少女ゲーム、映画、漫画、音楽と自分の基盤に影響を及ぼす
  4. ペン回し:現在に至るまで唯一習慣として残り続けている

公私の「公」の中心となる料理と「私」において強かったペン回しがおそらくこの1年大きく自分を作るものになると予想し、何を行動すれば自分が変化できるのかを考えてみた。

・ペン回しが「やっぱり」戻ってみて楽しかった。箱入り息子のお坊ちゃんだった高校生時代、ペン回しから離れ音楽と共に生きた大学時代とは打って変わり、社会人として制約が無くなった事や射手座・剛腕といった自分と近しい人達がまだ続けていた事、復活した事を受け入れてくれた人達がいた事が嬉しかった。今後どう向き合うのか予測をする度に、復活した気持ちを他の人にも味わって欲しい、これから新しく関わる人と作り上げる楽しさを共有したいといったことを考えるようになった。 

 

・料理を「もっと」知りたくなった。イタリアン経験しか無い自分の知識をどうやって増やしていくか、どう仕事にしていくか、もっともっと知りたい・足りないと考えるように。今までの仕事から一線離れ、再度専門学校に通う決意をする。

 

この頃のペン回しの活動においては、CVに出る事で自分の現状を知り、オフ会の参加・企画をする事で現代の情報収集・新規で出会った人へのアプローチを積極的にする。

圧倒的なブランクが壁となったが、自分が戻ったと意識する事で歯向かう。前より上手くなりたいと気持ちをプラス思考に。

◆活動履歴

・新年会①(新宿)

∟昔交流の会った人中心に集め自分で1から企画の練習をする。よくもまあ20人くらい集まったな。思い出話に今年の活動予定などワイワイ賑わう姿を見て凄いわ〜としみじみ。

・春の陣(新宿BBQ)

∟懐かしい人から、新規の人まで、幅広く社会人としての休みを満喫する事を目的に企画。花見の予定だったが、あいにくの雨だったので急遽屋内BBQに変更。臨機応変さも社会人には大切だね。MesiくんやNemuriyaなど新旧関わらず交流の輪を作る事ができ、ここで今年もっともお世話になったFourと初対面。あの夏の陣に繋がるとは・・・

 

【5-9月】

5月、過去の自分の築き上げたものをゼロベースにするべく、Faint Golden Timeの制作をして長年のtakanシリーズに終止符を打つ。

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目玉のHIDEAKI氏にガオさん、研究室シリーズのKevin氏、ZUNDAの復活に新規交流のYO-YO LEVELやJulia、fukrouといった多様な面々とのコミュニケーションにより非常にバランス良く制作する事ができた。大学当時コピーしていたSOTYを使って、過去との決別・ここからがスタートだと自分に思い込ませた。お声がけに応えてくれた方々、提出してくださった方々、ありがとうございました。

 

この時期から復活ラッシュが相次いだ気がする。デリック、BS筆頭で古参の活発化やNPF2018が今年もやるからみんな行くぞといったノリが生まれていて割と精力的だったのを記憶している。

FGT公開後、春の陣で意気投合したFourを誘って「関東夏の陣」を計画。

 

 

料理の方は目的を見つける為に試行錯誤しつつ、情報収集の自分の強みから料理アプリの運営に携わる事になった。また料理研究家のアシスタントに単発でつく事で方向性を見つける旅を続ける。

 

サイファーや単発で飲み会をしつつ、ナランハや夏の陣の準備を始める。

大阪まで出向いた、NPF2018は刺激になった。Uszakuさん・Beigeくん・Genya・Seitouなど関西の人と仲良くなり、refineやバタリオン、Overなど多くの人と再会し、自分がいなかった時に活動していた年が近い人と仲良くなれた。沢山の人と話す事ができて物思いにふける。

ここでJapEn14thのメインビジュアルの公開があり、JapEn提出を決意。

 

一方で、夏の陣の企画も煮詰めていく。

8月から企画MTG・全体MTGをしたが、この時に森誠の腕が逝きかけ、最終MTG治療の際にぶっ倒れる。心配したなぁ。

9月1日に無事夏の陣決行。大掛かりなイベントが初だったので不安だったが無事終了。

ペン回しサイコーな余韻に浸りつつもつかの間JapEnに焦らされる。

◆活動履歴

・NPF2018

∟会話してくださった方、仲良くなっていただいた方、本当にありがとうございました。受付にいました。そこらへんウロチョロしてました。

・関東夏の陣

∟60名を超える大規模イベントにご参加いただいてありがとうございました。

企画完遂できた事嬉しく思います。連想ゲームでタロイモNGワードが出た時の君たちの笑顔、決勝で演技に釘付けになるあの姿、予選で思い思いの過ごし方をしていたあの時間、皆で「楽しさ」を共有できたなら、自分は感無量です。

来年も開催できればいいな。

1人1人に感謝とコメントを述べたいのですが、重要人物だけピックして書きます。

・Four

一番お世話になりました。これからもよろしゅう

・Malimo

年下といると先輩先輩なのに、自分に後輩感を見せてくれるとこ好きです

・Mesi

NPF、夏の陣共々お世話になりました。君がいてくれなかったら夏の陣は終わっていた。音楽なのに無茶振ったり、企画にも手伝ってもらったり、CVまで作ってもらっちゃって、本当にありがとうございました。救われました

・Lotus

いつもありがとう、合間合間でスクリーンを有効活用してくれた事で会場に華が生まれました。運営側にいた事で、最終MTG、安心感が増したので助けられました。同じ暗躍感あって親近感マックス

・Nemuriya、iroziro、Julia

初の試みで、不安な部分作らせて申し訳ない。結果オーライとはいえ不甲斐ない自分の経験不足です。今度またお世話になった時はもっと楽しめるよう精進します。

・Lagoon

最高のPVをありがとう。これからもよろしくな

 

【10-12月】

10月、DADAに落ちた事で、闘争心が生まれた。

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同じ志をもつBS、今年の華の1人とも言えるaonekoに対抗意識を燃やす。こんなんじゃJapEnに臨めない負の環境から変えなくてはと、思い切って料理アプリの運営の仕事を辞めた。

両立できないようじゃおそらく長続きもしないと考えたのは正解だった。

公私共にクリエイティブな思考に至るのが必須だと思い、料理の案件も調査・収集なものから制作・装飾に変え、自分を表現できる経験を増やすようにした。また、ペン回しでのノウハウをより実践的に持ってこれるように、主たる仕事としてレンタルスペースのプランナーを始めた。これにより、ペン回しの体現も「人の作品を見て刺激を受けてから意識したFSを撮る」→「自分の武器、できること・できないことの判断を理解して自分を表現する」にシフトチェンジ。

コンセプト・テーマ・ターゲットの3大要素を料理でもペン回しでも取り込み「自分」の形成を試みる。積み上げてきた経験を活かすこと、どれだけ通用するかを考えた。

 

JEBFesに参加しFUFUが初対面にも関わらずグイグイきておもろかったり、SOYの受賞があったり、JapEn14thに出演(後述)があったりと新鮮な気持ちを味わい1年向き合ってよかったと実感する。12年と2ヶ月は、4年間精力的な活動がなかったとはいえ、報われたのかと一安心。今後どうするか考えつつ、現在に至る。

公私共に追われすぎてて、冬の陣をまともに考えれなかったことが悔しい。

◆活動履歴

・編集者勉強会

∟編集者視点の気持ちを少しでも理解しようと参加しました。結果刺激を受けました。

Drowsyさんのメタファーのプレゼン、本当に今でも鮮明に記憶に残ってます。

・JEBFes

∟多くの方と話すことができて嬉しいです。またSOYでのCV部門で自分の作品がランクインした時の歓声・カムバック部門のインタビュー、JapEn先行公開での盛り上がり、とても鮮明に覚えてます。文章にするのが得意ではない方なので、会った時に思い出話などお声がけください。

 

それでは自分にとって今年の目玉とも言えることについて少々

【JapEn14thについて】

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方向性がようやくかたまり、自分の適材適所が理解できた上でのペン回しコミュニティへのアプローチだったので、自分の活動は華やかしい現役直撃の人達とは打って変わって、あまり表立って目立ってはなかったと言えます。しかし影で「楽しさ」の共有、人と人との繋がり、復帰した人たちの支えといった「takanにしかできないこと」を求めたかった故の結論でした。

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Title:あの時の自分へ

今回のテーマとして、自分がどのような人間で、どんなことが認められて、どんな風に表現すべきなのか、自分研究に努めた自分が作り上げたFSです。

10代だったペン回しを始めたスタイルも、構成も何もわからず見様見真似の自分。それから、ただひたすらに色々な人を見続けて、出会って、影響を受けて、影響を与えて「初めて」自分を作り上げた「自分」だけのFS。10年以上続けて、ようやく見つけた嬉しさを皆んなにも見て欲しかった事を、始まりのペンとして備長炭で表現しました。

自分が何者かを気づくのが遅いのも技術不足なのも重々承知です。なんでこんな奴が・・・と思う人もいるのかもしれません。それでも多くの人との出会いで、何か伝える事が出来ればという気持ちが乗っかって、結果に繋がったと思ってます。今回の採用基準が単純な「技量」だけではない事を理解し、自分だけのJapEnへのアプローチを作り上げました。

自分のFSが出来るまでに多くの人からアドバイスをいただきました。未改造のEase、現代思考のFourに相談して自分と向き合う機会を作っていただきました。この2人には本当に頭が上がりません。ありがとうございました。技のチョイスや見せ場のポイント、構成の基本を学びガムシャラで自分を見失う、なんて事が無く完成することができました。

DADAのパスをベースとして、煌びやかな華を持つ人のあとで、自分の主張をピンポイントで表現した構成にしてます。本編ではカットの部分、上がりナックルからガンリバライザーで始まり、同じ構えからナックル→2軸で終わる。見せ場はこの2点だけです。本来なら締めをあと1回転増やす予定でしたが、気力負け。もっとPSN4thのbonkura氏のような〆に持ってきたいとこでした。一番悔しいところ。

それでも、今までで1番安定しているものを提出しました。

おそらく意識をして〆に集中かけていたものでは、届かなかったと思います。

 

応援して頂いた方、見てくださった方、祝福してくださった方、ご指摘頂いた方、本当にありがとうございました。1つ1つの意見を受け入れ全ての事が今後自分にとってプラスになると思っております。

それでも受かったことは本当に嬉しいです。

 

自分語りはさておき、総評として非常にコンセプトに準じた作品でした。

ハイブリッド作品なのはJapEnにとって新しい試みですし、演出や演者のバランス、配置全てが見ていてスッと入っていくので喜ばしいものができたと思っております。

ケイトの〆、両手演者2人、未改造2人、華やかしい前線に立つ人もいれば、自分のように暗躍を試みる人、懐かしい人、雑草魂のある人も居て様々な思惑やバックグラウンドがあり、見ていて心地よい作品でした。

制作チームは本当にお疲れ様でした。射手座よありがとう。

その年の制作チームが意図している事が叶って、フィードバックが満足にできたのなら成功と言えるでしょう。

結果的に周りの評価は、懐かしい先代の方々や新規のニューカマーまで幅広くの人に見てもらえるものであったと思います。改めて出演者様、共に1年駆け抜けたことが幸せです。ありがとうございました、そしておめでとうございます。

 

ということで6000字近いこんな超大作を最後まで読んでいただき重ねて感謝申し上げます。

まだ、今後編という壮大な文章が待ってるのですが、みなさん取り急ぎ書いてるようなので自分も書いてみたらこんなことになってしまいました。

この後に今後編を書きます。いつになることやら。

 

1年間とりあえずお疲れ様でした。

今日になって、ほぼ焦らず、結果まで持ってけた自分を振り返りねぎらう事にします。

ではまた。